【春の船釣り】3月4月に狙える15種類の魚と釣り方まとめ

リンクにプロモーションが含まれます
良型メバル
スポンサーリンク

~この記事は約 5 分で読めます~

3月になると次第に温かくなりますが、1月・2月に続いて海水温は低めです。

4月にはようやく海水温があがりはじめ、潮色も濁りはじめ、釣りやすい魚と釣りづらくなる魚がでてきます。

今回は3月・4月に狙って釣れる魚と釣り物を紹介します。

目次

①「アジ」は安定して浅場で釣れるターゲット

東京湾で釣った黄アジ

アジは周年浅場で狙える魚で、3月・4月にも安定して釣ることができます。

2月に続き、3月はやや深めの水深~40m程度までを狙うことがあります。

潮色や水温によって活性が変わるので、澄み潮ならば「ハリスの号数を1.5号や1号まで落とす」などの工夫が必要です。

4月になると潮が濁る日が増え、食いも良くなります。

また、4月後半ぐらいから抱卵個体が増え、脂もよく乗り始め、食味も良くなってきます。

▼4月までの澄み潮時はハリス1号の仕掛けをつかうことで釣果が伸びることもあります。

あわせて読みたい
【釣果3倍】東京湾の「ライトアジ」徹底解説!(タックル・釣り方・コツ) 東京湾の「ライトアジ」といえば、湾奥エリアの浅場で1年中狙えるお手軽な船釣り。 今回はタックル・釣り方・釣果を上げるコツについて解説します。 初心者に「ライトア...
あわせて読みたい
【保存版】アジの料理レシピ大全(62種)!食味を向上する下処理とさばき方を紹介 本記事では最初にアジの下処理方法を紹介したあとに、他にないものを含めた「アジ料理レシピ」を紹介します。 料理ごとに実際の調理記事へのリンクがあり、現在は60種類...

②「イシダイ」はコマセ五目やかかり釣りで

シマダイ(石鯛の幼魚)

3月中ぐらいまでは、コマセ五目等で石鯛も狙って釣れる魚です。

水温が低いうちに他のターゲットと兼ねてねらっておきたいところ。

相模湾のライト五目、久里浜沖のコマセ五目、剣崎・松輪付近から出船のかかり釣りで狙うとよいでしょう。

あわせて読みたい
ライト五目(ウィリー)の釣り方を解説!タックル・コツ 東京湾や相模湾の船釣りチャレンジできる代表的な釣り物の一つ「LT五目」は以下のように呼ばれます。 ライト五目 ライトウィリー五目 ライトタックル五目 ウィリー五目 ...

▼剣崎・松輪の石鯛かかり釣り釣行動画

③「スミイカ(コウイカ)」「モンゴウイカ」は3月中で終幕

テンヤで釣れたスミイカ(コウイカ)

スミイカは主に東京湾で狙われている釣り物です。

あわせてモンゴウイカも釣れます。

岸からのエギングでは浅場にのっこむ初夏までが釣期ですが、船釣りは毎年3月中旬ぐらいまでで終幕します。

あわせて読みたい
【1番詳しい】テンヤスミイカの釣り方徹底解説!(道具・仕掛け・コツ) 東京湾の秋冬シーズンで隠れた人気のスミイカ。 エギやスッテでも気軽に楽しめますが、「衝撃的な釣趣」で熱狂的なファンがいるのが伝統釣法「テンヤスミイカ」です。 ...
あわせて読みたい
スミイカことコウイカを「スッテ」と「エギ」で狙う釣り方解説 この世で一番楽しいイカ釣りでございますか。 アオリイカ…ヤリイカ…いろいろございますなァ… ただ ―― たった1つだけというのなら、やはり… スミイカ釣りでございます。 ...

④「マダイ」は乗っ込みシーズン前へ。コマセ五目やタイラバ・テンヤで

人気の釣り物マダイは、桜の咲くころから梅雨付近までが産卵シーズン。

その手前にあたる3月・4月は乗っ込み前の荒食いが期待できるとされ、多くの釣り人でにぎわいます。

越冬する海域からだんだんと釣り場が浅くなり、タイラバなどでも釣りやすくなってきます。

釣り船だけでなく手漕ぎボートなどでも十分狙えます。

あわせて読みたい
【はじめて安心】「コマセマダイ」の釣り方解説!長ハリスとタナを制して真鯛を釣ろう 船釣りのなかでも多くの釣り人を魅了するターゲットに「真鯛(マダイ)」がいます。 マダイを船から狙うためには、様々な釣法があります。 ひとつテンヤマダイ タイラバ...

⑤「タチウオ」は深場メイン。近年は湾奥浅場に魚群があることも

太刀魚

春のタチウオは冬に続き深場メインですが、近年は周年湾奥の浅場に群れがとどまる傾向にあります。

釣況によっては、船宿までいったものの、船で湾奥まで引き返すというようなことも。

基本的に各船団は同じエリアを攻めるので、日々の釣況を確認しつつ、水深の変化に備えましょう。

テンヤで狙うタチウオも人気です。

冷たい雨が大量に流れ込むと一気に食いが悪くなるので注意しましょう。

あわせて読みたい
【釣果3倍】船から狙う「天秤餌タチウオ」の釣り方・タックル・仕掛け・コツを解説! 東京湾で人気の天秤餌タチウオ。釣り方のコツ・タックル・仕掛けなどを詳しく解説します。 天秤仕掛けに身餌をつけてルアーのように誘うスタイルは攻めの釣りでもあり、...
あわせて読みたい
【保存版】1番くわしい太刀魚(タチウオ)料理レシピ大全36品!もう食べ方に悩まない! 本記事は「タチウオ料理レシピ大全」として、はじめに「タチウオの下処理方法」を紹介しています。 その後、オリジナリティに富んだ30種類以上のタチウオレシピを紹介し...

⑥「アマダイ」は春の濁り潮がでるまで狙える

アマダイ

アマダイは冬の釣り物として知られていますが、実は1年中釣ることができます。

一方、コマセを使わない釣りのため、潮色が濁ると餌のオキアミが捕捉されにくくなるのか極端に釣りづらくなります。

水温があがることでアマダイ以外の魚の活性も上がり、オキアミをアマダイの前まで届けにくくなります。

釣果が出づらくなり、他の釣り物がはじまると、船宿も釣り物の看板を変えます。

釣期も3月中ぐらいまでと考えておくとよいでしょう。

あわせて読みたい
【1番詳しい】アマダイの釣り方、コツ・仕掛け・タックル解説!(東京湾・相模湾) 今回はライトタックルでも十分狙える超高級魚「アマダイ」の釣りを紹介します。 関東では主に相模湾や東京湾の水深100m前後で狙うことができます。 アマダイとは 標準和...

⑦「ヒラメ」の泳がせ釣りも楽しい

相模湾船釣り ヒラメ

3月・4月になるとさすがにヒラメも「寒平目」とは呼びづらいわけですが、釣り物としては狙って面白い魚です。

ヒラメ五目の船に乗るほか、アジ釣りやライト五目釣りで船長の許可を得て泳がせ釣りをしてみるのもよいでしょう。

春シーズンは平日であれば乗合船も比較的空いていることがほとんどです。

手漕ぎボートからのヒラメ釣りも心躍るひと時。

あわせて読みたい
「泳がせ釣り(飲ませ)」の釣り方解説。仕掛け・エサ・コツやり方を紹介! 泳がせ釣り(飲ませ)とは 手漕ぎボートでも泳がせ釣りは人気。尻手ロープをつけると安心 泳がせ釣りは魚食性の高い魚やイカを狙って釣る方法です。 具体的には、生きて...
あわせて読みたい
手漕ぎボートでヒラメを狙おう(釣り方・仕掛け・攻略法を解説) ヒラメといえば味の旬は冬場ですが、水温が安定してくる初夏以降は、数釣りができる可能性がある時期でもあります。 今回は釣り船や手漕ぎボートで広範囲にヒラメを狙う...

⑧「エビメバル」「イワシメバル」等メバルが釣りやすくなる

良型メバル

東京湾のシロメバル

東京湾奥のエビメバルは2月1日に解禁を迎えます。

相模湾のイワシメバルも2月頃からシコイワシの漁獲に伴いはじまります。

2月は初めて狙われるポイントもあるわけで、大型がでることもあるのですが、比較的釣りやすいのは潮色が濁り始める3月・4月です。

春になると曇りや雨の日も増えるため、メバルの警戒心も弱まるとされます。

凪の日+曇天+濁り潮の日にあたれば、大釣りができるかも。

アカメバル

相模湾の赤メバル(カタクチイワシで狙う)

あわせて読みたい
【3倍釣れる】エビメバルの釣り方・コツ・タックル詳細解説! 「エビメバル」は「モエビ」と総称される淡水海老をエサにつかった船釣りのジャンルです。 東京湾奥では2月1日に解禁され、主に千葉の湾奥~金沢八景付近に釣り船があり...

⑨「イシモチ」は群れが固まっているうちがチャンス

イシモチ(シログチ)

イシモチことシログチは水温が上がると群れが浅場にばらけていく魚です。

冬場から初春は水深40m程度までの砂泥エリアに多くの群れがとどまるため、数釣りが可能と言えます。

3月・4月であれば、コマセをつかわなくてもまとまった量のイシモチを釣ることができるはず。

群れがいるところであれば特にテクニックなく初心者でも簡単に釣果をあげられます。

あわせて読みたい
【保存版】イシモチの釣り方解説(船・岸) イシモチと呼ばれる魚は数種類いますが、それぞれ水分が多く鮮度落ちしやすいという特徴があります。 スーパーで購入するときは生食用ではなく加熱調理用がほとんど。 ...
あわせて読みたい
【保存版】イシモチ料理レシピ大全19選。君は「本当のイシモチ」を知っているか? 本記事では「イシモチ」ことシログチの下処理と料理レシピを紹介します。 現在は18種類の料理レシピがあります。料理名は目次からチェックください。 イシモチ料理とい...

⑩「カサゴ」は比較的難易度が低い釣り物

カサゴを釣った

カサゴはメインで狙う船もありますが、ポイントが重なるメバルと合わせて狙える魚です。

エビメバルであればモエビをつけても釣れますが、良型のカサゴを狙いたい場合は、胴突きの下針に小さ目のサバ短冊をつけるのもおすすめです。

短冊のサイズは小指の第二関節程度までがフッキングしやすいので、餌は小さくつけましょう。

あわせて読みたい
【初心者向け】釣果倍増!「船カサゴ」の釣り方・タックル・仕掛け解説 カサゴは別名「ガシラ」「アラカブ」とも呼ばれる根魚です。 回遊性の低い魚のため、岸釣りでは釣りきられて魚影が薄くなってしまっているポイントもしばしば。 船釣り...

⑪「ホウボウ」は潮が濁るまでのラストチャンス

ホウボウ

ホウボウは外房や相模湾で人気の釣り物です。

濁り潮が入り始めると釣りづらくなるので、3月中旬ぐらいまでが終盤戦と言えます。

毎年釣期は変るので船宿のサイトをチェックしておきましょう。

⑫「カレイ」はシーズン終盤

まな板の上のマコガレイ

冬場に産卵を終えたカレイは、次第に深場に落ちていくわけですが、これを「戻りガレイ」とよびます。

また桜の咲くころに釣れるカレイを「花見カレイ」と呼びます。

3月・4月のカレイは餌を再び取り出して、身肉も戻り始める頃合い。

食味もよいのでぜひ狙ってみましょう。

あわせて読みたい
堤防から狙う!マコガレイの釣り方・タックル・仕掛け解説 晩秋から春の低水温期は、おかっぱりから投げ釣りで狙える釣り物も少なくなりますね。 この時期は岸釣りを休んだり、船釣りに足がいきがちですが、堤防で多くの釣り人を...

⑬新たな釣り物「トラフグ」も人気

金沢八景でトラフグ釣った

東京湾で増えはじめたトラフグ

東京湾ではアカメフグ・ショウサイフグに加えてトラフグも新たな釣り物として人気になってきています。

4月は乗っ込みシーズンで、専門の釣り船も出船します。

⑭根魚五目(クロムツ、アカムツ、オニカサゴ、ユメカサゴ、アヤメカサゴなど)

オニカサゴ(フサカサゴ)

中深場と呼ばれる水深を主に狙う根魚五目はバラエティ豊かな魚が狙える釣り物。

根魚以外にもスミヤキと呼ばれるクロシビカマスなども狙えます。

⑮「春マゴチ」は食いもよくエキサイティングな釣り物

マゴチ

3月後半から潮色が濁りはじめると、マゴチもさらに釣りやすくなってきます。

近年は「春マゴチ」という呼び名で出船タイミングも春から秋までのロングラン。

夏場と比較するとやや深場も狙うので、慣れないうちはオモリ20号も用意しておいたほうがよいでしょう。

あわせて読みたい
【釣果3倍】東京湾の「マゴチ釣り」解説!タックル・仕掛け・釣り方のコツ 東京湾の船釣りで周年愛されている釣り物が「餌マゴチ」です。 本記事ではマゴチの生態・餌での釣り方・釣果を上げるコツ・タックル・仕掛けについて解説します。 マゴ...
あわせて読みたい
【保存版】高級魚「マゴチ」のさばき方と料理レシピ大全!(44種)釣れたら色んな食べ方で楽しもう! 本記事では高級魚「マゴチ」の下処理と40種類以上の料理レシピを紹介します。 はじめに下処理方法を解説し、次に料理を紹介します。 料理名は▼の目次一覧とリンクしてい...

まとめ

メバル

今回は3月・4月に狙って釣れる魚や釣り物を紹介しました。

冬場澄み切っていた潮色も「春の潮」と呼ばれるように徐々に濁りはじめ、釣れはじめる魚もいれば、釣りづらくなる魚も出てきます。

また、水温も徐々に上がり始めることから、魚の動きも活発になってくるシーズンです。

春の釣り物探しの参考にしてみてください。

関連記事

あわせて読みたい
北風吹き荒ぶ船上!1月2月の船釣りで狙える14種類の魚を紹介 1月2月の海は水温もさらに下がり、だんだんと堤防や岸壁から魚が少なくなります。 1年でも最も気温がさがっていく時期ですが、釣り船やボートなどのオフショアの釣りで...
あわせて読みたい
5月・6月に船釣りで釣れる魚と釣り方まとめ|アジのサビキ釣り・ヒラメ泳がせ釣り編 5月をすぎると新緑が萌え、気候も温かく過ごしやすくなってきますね。 この時期は遊漁船に乗って沖にでても寒さを感じることも少ないため、機会をみつけて船釣りという...
<お知らせ>
🌊Amazonタイムセール! 釣具も安い!
🌅楽天スーパーDEAL-人気アウトドア商品もポイント高還元!
🐙Yahoo!ショッピングならPayPay毎日5%還元!竿とリールが超得!
良型メバル

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

記事をシェアしよう!
目次