3月になると次第に温かくなりますが、1月・2月に続いて海水温は低めです。
4月にはようやく海水温があがりはじめ、潮色も濁りはじめ、釣りやすい魚と釣りづらくなる魚がでてきます。
今回は3月・4月に狙って釣れる魚と釣り物を紹介します。
目次
- 1 ①「アジ」は安定して浅場で釣れるターゲット
- 2 ②「イシダイ」はコマセ五目やかかり釣りで
- 3 ③「スミイカ(コウイカ)」「モンゴウイカ」は3月中旬までで終幕
- 4 ④「マダイ」は乗っ込みシーズン前へ。コマセ五目やタイラバ・テンヤで
- 5 ⑤「タチウオ」は深場メイン。近年は湾奥浅場に魚群があることも
- 6 ⑥「アマダイ」は春の濁り潮がでるまで狙える
- 7 ⑦「ヒラメ」の泳がせ釣りも楽しい
- 8 ⑧「エビメバル」「イワシメバル」等メバルが釣りやすくなる
- 9 ⑨「イシモチ」は群れが固まっているうちがチャンス
- 10 ⑩「カサゴ」は比較的難易度が低い釣り物
- 11 ⑪「ホウボウ」は潮が濁るまでのラストチャンス
- 12 ⑫「カレイ」はシーズン終盤
- 13 ⑬新たな釣り物「トラフグ」も人気
- 14 ⑭根魚五目(クロムツ、アカムツ、オニカサゴ、ユメカサゴ、アヤメカサゴなど)
- 15 ⑮「春マゴチ」は食いもよくエキサイティングな釣り物
- 16 まとめ
- 17 関連記事
①「アジ」は安定して浅場で釣れるターゲット

アジは周年釣れる魚で、3月・4月にも特段釣りづらくなることはありません。
2月に続き、3月はやや深めの水深~40m程度までを狙うことがあります。
潮色や水温によって活性が変わるので、澄み潮ならば「ハリスの号数を1.5号まで落とす」などの工夫が必要です。
4月後半ぐらいから抱卵個体が増え、脂もよく乗り始め、食味も良くなってきます。
②「イシダイ」はコマセ五目やかかり釣りで

3月中ぐらいまでは、コマセ五目等で石鯛も狙って釣れる魚です。
水温が低いうちに他のターゲットと兼ねてねらっておきたいところ。
相模湾のライト五目、久里浜沖のコマセ五目、剣崎・松輪付近から出船のかかり釣りで狙うとよいでしょう。
③「スミイカ(コウイカ)」「モンゴウイカ」は3月中旬までで終幕

スミイカは東京湾のみメインターゲットとして狙われている釣り物です。あわせてモンゴウイカも釣れます。
岸からのエギングでは浅場にのっこむ初夏までが釣期ですが、船釣りは毎年3月中旬ぐらいまでで終幕します。
④「マダイ」は乗っ込みシーズン前へ。コマセ五目やタイラバ・テンヤで

人気の釣り物マダイは、桜の咲くころから梅雨付近までが産卵シーズン。
その手前にあたる3月・4月は乗っ込み前の荒食いが期待できるとされ、多くの釣り人でにぎわいます。
越冬する海域からだんだんと釣り場が浅くなり、タイラバなどでも釣りやすくなってきます。
⑤「タチウオ」は深場メイン。近年は湾奥浅場に魚群があることも

春のタチウオは冬に続き深場メインですが、近年は周年湾奥の浅場に群れがとどまることがあり、釣況によっては、船宿までいって、船で湾奥まで引き返すというようなこともあります。
基本的に各船団は同じエリアを攻めるので、日々の釣況を確認しつつ、水深の変化に備えましょう。
テンヤで狙うタチウオも人気です。
⑥「アマダイ」は春の濁り潮がでるまで狙える

アマダイは冬の釣り物として知られていますが、実は1年中釣ることができます。
一方、コマセを使わない釣りのため、潮色が濁ると餌のオキアミが捕捉されにくくなるのか極端に釣りづらくなります。
釣果が出づらくなると、船宿も釣り物の看板を変えます。
釣期も3月中ぐらいまでと考えておくとよいでしょう。
⑦「ヒラメ」の泳がせ釣りも楽しい

3月・4月になるとさすがにヒラメも「寒平目」とは呼びづらいわけですが、釣り物としては狙って面白い魚です。
平日であれば乗合船も比較的空いているため、アジ釣りやライト五目釣りで船長の許可を得て泳がせ釣りをしてみるのもよいでしょう。
手漕ぎボートからのヒラメ釣りも心躍るひと時。湾内にのこっているワラサも混じって釣れます。
⑧「エビメバル」「イワシメバル」等メバルが釣りやすくなる

東京湾奥のエビメバルや相模湾のエビメバルは2月1日に解禁を迎えます。
2月は初めて狙われるポイントもあるわけで、大型がでることもあるのですが、比較的釣りやすいのは潮色が濁り始める3月・4月です。
春になると曇りや雨の日も増えるため、メバルの警戒心も弱まるとされます。
凪の日+曇天+濁り潮の日にあたれば、大釣りができるかも。
⑨「イシモチ」は群れが固まっているうちがチャンス

イシモチは水温が上がると浅場にばらけていく魚です。
一方、冬場から初春は水深30m程度までの砂泥エリアに多くの群れがとどまるため、数釣りが可能と言えます。
3月・4月であれば、コマセをつかわなくてもまとまった量のイシモチを釣ることができるはず。
群れがいるところであれば特にテクニックなく初心者でも簡単に釣果をあげられます。
⑩「カサゴ」は比較的難易度が低い釣り物

カサゴはメインで狙う船もありますが、ポイントが重なるメバルと合わせて狙える魚です。
エビメバルであればモエビをつけても釣れますが、良型のカサゴを狙いたい場合は、胴突きの下針に小さ目のサバ短冊をつけるのもおすすめです。
短冊のサイズは小指の第二関節程度までがフッキングしやすいと言えます。
⑪「ホウボウ」は潮が濁るまでのラストチャンス

ホウボウは外房や相模湾で人気の釣り物です。
濁り潮が入り始めると釣りづらくなるので、3月中旬ぐらいまでが終盤戦と言えます。
毎年釣期は変るので船宿のサイトをチェックしておきましょう。
⑫「カレイ」はシーズン終盤

冬場に産卵を終えたカレイは、次第に深場に落ちていくわけですが、これを「戻りガレイ」とよびます。
また桜の咲くころに釣れるカレイを「花見カレイ」と呼びます。
3月・4月のカレイは餌を再び取り出して、身も戻り始める頃合い。
食味もよいのでぜひ狙ってみましょう。
⑬新たな釣り物「トラフグ」も人気

東京湾で増え始めたトラフグ
東京湾ではアカメフグ・ショウサイフグに加えてトラフグも新たな釣り物として人気になってきています。
4月は乗っ込みシーズンで、専門の釣り船も出船します。
⑭根魚五目(クロムツ、アカムツ、オニカサゴ、ユメカサゴ、アヤメカサゴなど)

中深場と呼ばれる水深を主に狙う根魚五目はバラエティ豊かな魚が狙える釣り物。
根魚以外にもスミヤキと呼ばれるクロシビカマスなども狙えます。
⑮「春マゴチ」は食いもよくエキサイティングな釣り物

3月後半から潮色が濁りはじめると、マゴチもさらに釣りやすくなってきます。
近年は「春マゴチ」という呼び名で出船タイミングも春から秋までのロングラン。
夏場と比較するとやや深場も狙うので、慣れないうちはオモリ20号も用意しておいたほうがよいでしょう。
まとめ

今回は3月・4月に狙って釣れる魚や釣り物を紹介しました。
冬場澄み切っていた潮色も徐々に濁り始め、釣れはじめる魚もいれば、釣りづらくなる魚も出てきます。
また、水温も徐々に上がり始めることから、魚の動きも活発になってくるシーズンです。
春の釣り物探しの参考にしてみてください。
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