ちょっと前に、ORETSURIの運営原資の一つとして、ORETSURI経由でみなさんに購入いただいたアイテムの収益があるよ。という話をしました。
記事を読んでいて「これいいな!」と思った釣り具を「Amazon・楽天・Yahoo!」などで買うと、その売上の一定%が収益になります。
この仕組みはウェブの世界でも、良くできているなーと感じています。読者のみなさんから直接購読料をいただくわけではないので、心理的な障壁も少ないですしね。
この流通額は年々増えてきているのですが、2019年度は、ORETSURI→Amazonだけで大体1200万円ぐらい(6,000件以上)の釣り具が売れています。
収益として考えるとインパクトがある数字ではないんですが、売れてる釣り具の数や種類については意外と面白いデータだなと思っています。
ということで、先だって2020年1月~3月(総販売数約1700)によく売れた釣り具ランキング(販売数)について紹介しました。
この記事の反響が凄くよかったので、2019年度版を公開することにしました。ぜひ、釣り具購入の参考にしてみてください!
※反響によって、2020年度の5月以降も月間、四半期ごとなどに公開すると思います!
30位: シマノ ベイトリール 17 ゲンプウ シリーズ
17ゲンプウ。2020年モデルはカラー・ドラク力・ハンドル・糸巻き量などが変更
シマノの船用小型両軸リールとして安定性が高く人気のゲンプウシリーズ。個人的にもPE2号を150m巻いてマゴチ釣りなどにつかったりしています。
船宿のレンタルタックルでも多くつかわれているんですが、2020年4月にNEWモデルが登場しました。よりカッコよくなって、巻きやすさも向上し、さらに対応できる釣り物が増えています。
ダイワのプリードが競合製品だと思うんですが、個人的にはゲンプウが好きです。ちなみにゲンプウって感じで書くと「幻風」なんですよ。
29位:ZIPPO(ジッポー) ハンドウォーマー
ジッポ―から販売されているハンディーウォーマー。これもかなり売れていました。
ジッポーオイルをつかうと、最大24時間かなり熱い温度が続くというカイロの強化版みたいなもんです。厳冬期の釣りにあるとかなり頼もしい一品。
質感もよいし、ギフトにも最適。
28位:シマノ(SHIMANO) ルアーマチック シリーズ
ルアーマチックはシマノから販売されているコスパに優れたルアーロッドです。価格面からいってもルアー釣りデビューには最適なアイテム。
長さにもよるんですが4000円台から手に入ります。ダイワのルアーニストシリーズが競合製品かなと。
型番としては「 S86ML 8.6フィート」が一番売れていました。この型番だと、シーバス・ライトソルト・ちょいなげにも最適ですね。
27位:ヤマシタ 猛光太刀魚テンヤ
「猛光太刀魚テンヤ 波止 シングル」は、ヤマシタから販売されているタチウオの引き釣り用テンヤです。シングルフックとダブルフックがあるんですが、個人的にはシングルフックの方がフッキングが良い気もします。
サイズがいくつかありますが、Mが一番売れていました。ついで売れているのはS。
東京湾の横浜~横須賀の岸壁から狙うタチウオは、基本的に表層2m以内で釣れるので、あまり重くないものがオススメです。風が向かい風で強めでない限りはMが数個あれば安心。リーダーをかまれてロストすることもあるので2個以上は持っていきましょう。
26位:第一精工 高速リサイクラー2.0
第一精工の「高速リサイクラー2.0」はかなりのヒット商品のようで、ORETSURI経由でも凄く売れています。
リールを何個も持っていないときに、釣り物によってPEラインを巻き替えれば、コスパが高い釣行も可能です。また、PEラインの下巻き部分と表面部分を反対して巻替えると気にも便利。
25位:シマノ ベイトリール 17 バルケッタ BB
シマノのバルケッタBBは、船用小型両軸リールで最もオススメのアイテム。低コストで剛性も高いアイテムです。上位機種との違いは重さと外装なので、あまりこだわりがない人はBBで十分。
また、BBにはPE3号が200m巻けてパワーハンドルの600モデル(HG+PG)もあるので、LTヒラメや泳がせ釣りなどにもよいでしょう。
24位:ヤマシタ ゴムヨリトリシリーズ
ヤマシタのゴムヨリトリ(クッションゴム)もかなり売れています。LTアジ釣りやLT五目では必須ではないと思うのですが、タックルバランスによっては、クッションゴムをかませることで、アジがバレにくくなります。
一番購入数が多かったのは1.5mm 20cmのモデルでした。
23位:貝印 関孫六 本鋼 出刃包丁 150mm 銀寿
関孫六 本鋼 出刃包丁で捌いたヒラメ
魚を料理し始めると、やがては買うことになる出刃包丁。両刃の洋包丁と比べて、骨上で角度をつけやすく、まさに魚を捌くために存在している包丁です。
ステンレス製はメンテが楽なのですが、やはり切れ味や研ぎやすさでは鋼製には劣ります。一方、本鋼の包丁は高いものでうん万円もするもの。この貝印の「関孫六 本鋼 出刃包丁銀寿」は手軽な値段。最初の1本にも最適です。
150㎜は扱いやすく、慣れていないひとにもちょうどよいサイズ感。
22位:景山 六角 1kg詰パックシリーズ
釣り物によって、かなり多用するのが六角オモリ。
ロストが多い釣り物としては40号~80号程度のオモリを使うタチウオがあるかなと。天秤ごと高切れしてしまうケースがどうしても発生する釣りです。他に25号をつかうカサゴ釣りやメバル釣りもロストが多発する釣り物。
リアル店舗でも1キロ単位で購入すると割安なんですが、持ち帰るのが重いんですよね。3サイズ1キロずつ買ったことがあるんですが3キロですからね。
その点、Amazonあたりでサクッと買うのはお手軽ではあります。
ORETSURI経由では80号が最も売れていました。ついで60号、50号と続いています。
21位:第一精工 ゴム管入リブッコミオモリシリーズ
「第一精工 ゴム管入リブッコミオモリ」は、中通しオモリにゴム管が差し込まれたアイデア商品。中通しオモリをキャストすると道糸が痛む恐れがあるのですが、ゴム管があるのでラインの痛みを気にせずフルキャストできます。
ORETSURIでは20号が一番売れていて、15号がその次でした。このサイズだと、うなぎやアナゴ釣りや鯉釣りにちょうどよいサイズです。
おたふくオモリタイプは底で転がりにくいので、本流の釣りにもオススメ。
20位:富士工業(FUJI KOGYO) ジェット天秤 シリーズ
富士工業のジェット天秤は、ちょい投げ釣りでおそらくもっとも使われているアイテムですね。
ORETSURI経由では、ミニジェット天秤というアイテム名の8号が一番売れていました。このサイズは約30gなんですが、シーバスロッドでちょい投げする際にはもっとも使いやすいサイズかなと思います。わたしもこのサイズを良く買ってます!
19位:ささめ針(SASAME) D812激釣アジビシ
LTアジ釣り用・ビシアジ釣り用の仕掛けとしては、ささめ針の「激釣アジビシ」が一番売れていました。
ORETSURI経由ではハリス2号が売れてたんですが、これは東京湾のアジ仕掛けの標準の太さですよね。次いで1.5号が売れていましたが、基本的に2号を選んで、渋くてアタリがでなかったら1.5号を使うというのがオススメ。
18位:【Amazon.co.jp限定】ガルプスティック カジュアル
汎用ロッド+パックロッドのなかでも人気なのがガルプスティック。
ORETSURIでも、すごく売れていました。現行品は3カラーあるんですが、販売数では赤と黒が並んでいて、次にシルバーが続いています。
17位:シマノ ライトゲーム BBシリーズ(船竿)
ライトゲームBBの美しい曲がり
16位:デュエル HARDCORE シリーズ(PEライン)
「デュエルのHARDCORE シリーズ」にはX4とX8があります。それぞれ4本編か8本編かですね。マーキングシステムがあるので、船釣りのほか、かご釣りや投げ釣りなど飛距離が気になる釣りでよく使われています。
ORETSURI経由では、X4の2号が一番売れていました。
15位:ヤマトヨテグス フロロショックリーダー30m
ファメルのブランドで知られているヤマトヨテグスのフロロショックリーダー。このアイテムは、以前シーバス釣りのリーダーで使っていたんですが、名称からしてルアー釣りの人が選ぶアイテムですよね。
「ラパラのラピノヴァ ショックリーダー」同様、比較的コストが安いのが魅力です。ただ、コスパという観点で5号までだったらシーガーフロロマイスターをリーダーにしちゃったほうが爆安です。
ラピノヴァショックリーダーの糸巻きはふにゃふにゃしていて再利用するのに気が引けるんですが、ファメルのショックリーダーはしっかりした糸巻きなので再利用してつかってます。シーバスとかライトショアジギングだったら、これに、フロロマイスター5号を30mぐらいカットして釣り場にもっていくとお手軽。
14位:アブガルシア(Abu Garcia) ベイトリール BLUEMAX船3
アブの船釣り用ベイトリール BLUEMAX船3は、船釣り初心者が1台目に買うリールとしてゲンプウと並んでオススメです。
PE2号を200m巻いておけば、LTアジからライトな泳がせ釣りまでいろいろできます。ドラグのスムーズさはもちろん上位機種にはかなわないんですが、ドラグとかなんですか?という人にはまったく問題ないアイテムです。
アブからはライトタックル用に黒船LTという両軸リールが販売されているんですが、これはBLUEMAX船3より50gほど軽いモデルです。
一方、カワハギやフグ釣り以外はあんまりそこまで軽くなくてもよいと思います。なので、はじめのうちは購入しやすいという点でBLUEMAX船3をオススメします。
ギフト用にも、もう5回ぐらい買ってるんですが、実用には差し支えない程度で、金属部や塗装のバリが目立つものもあります。
13位:室本鉄工 メリー FBP30 骨抜きプライヤー
「室本鉄工 メリー FBP30 骨抜きプライヤー」は水産加工業のみなさんもつかっているぐらいの、優れた骨抜きアイテム。握るタイプなのでしっかり骨がつかめて引き抜けます。これほんと。類似製品も出てきていますが、他が真似するぐらいの素晴らしさです。美しい刺身を作りたい人は必携。
12位:ダイワ ライトゲームXシリーズ(船竿)
写真はダイワのマゴチX。釣り物+Xシリーズもよく売れています。グリップタイプが一緒。
船釣りの所謂ライトゲーム用の汎用竿は、ダイワのライトゲームXとシマノのライトゲームBBが有名です。
ORETSURI経由ではライトゲームXがより売れているようです。ダイワ好きシマノ好きという好みがなければ、ライトゲームXがやや割安という点も人気の理由なのでしょう。
一番売れている型番は「 ライトゲーム X 73 MH-190」です。錘負荷(号):30-80で、一番汎用的なんだと思います。マゴチやメバルをやる場合、M190がよりアタリを弾きにくいと思います。
11位:新富士バーナー パワートーチ RZ-730S
SOTOブランドを展開している「新富士バーナー」製の家庭用&工業用バーナー「パワートーチ RZ-730S」は恐らくAmazonでもっとも売れているハンディバーナーです。
カセットガスに装着するだけで、誰でも刺身などが炙れるわけですよ。買えば新しい世界が待ってます。これほんと。
10位:ラパラ(Rapala) ラピノヴァX マルチゲーム 200m
ラパラのPEライン「ラピノヴァX」は、岸釣り系のPEラインではもはや定番感があるような気がします。気軽に買えるコスト感で高強度で大人気。
シマノの「ピットブル」やメジャークラフトの「弾丸ブレイド」が競合製品になってくるかと思いますが、価格的にピットブルと弾丸ブレイドが割安で、スペック上の強度はラピノヴァXとピットブルがほぼ同等です。
個人的には今後はピットブルを買うだろうなと。
9位:アネロン「ニスキャップ」 9カプセル
アネロンはあきらかに釣り具ではないんですが、船釣りをする人からするとなくてはならない存在。ORETSURIは船釣り系の記事が多めなんですが、アネロンもすごくよく売れてます。9カプセルが600円台で買えることが多いので、自分でもAmazonからたくさん買ってますねー。
投稿が見つかりません。8位:OWNER(オーナー) インブライト甘鯛・OH甘鯛
オーナーから販売されているインブライト甘鯛とOH甘鯛(ケイムラ)もかなり売れていました。数としてはインブライト甘鯛のほうが売れていましたね。
朝方や曇天時はインブライト甘鯛、晴れているときはOH甘鯛など使い分けができるのですが、実際のところどちらでも釣れます。アマダイの釣りはオキアミ3Lをつかうことが多いんですが、Wケンに加えて、ちょうどよいサイズや剛性で現行品ではもっともすぐれたアマダイ針だと感じてます。
7位:マルキュー(MARUKYU) アミ姫
携帯&常温保存ができるアミエビの市場に香りの要素を加えて、初心者や女性のマーケットを切り拓いたアミ姫。600g売りですが、5個セットで購入している方も目立っています。
たしかに、買っておけば保存ができて、いつでも釣りに行けますしね。
6位:シマノ PEライン タナトルシリーズ
ライト系船釣り用PEとしてはもっともコスパが高いシマノのタナトル4と8。ORETSURI経由では4本編がものすごく売れていて、2号の次に1.5号が売れてます。
5位:オピネル ナイフシリーズ
オピネルのナイフはシロギスやハゼを捌くときにも便利
オピネルのナイフはカーボンスチール・ステンレスともに半々ぐらいで売れています。サイズは#8が最多です。一番使いやすいサイズ感ですしね。
一本もっておくと、あれこれ長く使えて便利。魚を締めるのにもよいですね。
加工工程の差か、素材原価の問題か、ステンレスがやや割高です。
4位:サニー商事ビシシリーズ
サニービシシリーズも、よく売れていました。
コマセ釣り人口自体が多いんでしょうね。手軽ですし。サニーライトFL40号の販売数が一番多かったです。ライト五目で使う用途なのではないかなと。
3位:ブリーデン Metalmaruシリーズ
メタルジグ+スピンテールが特徴のメタルマルには各サイズがあります。
ORETSURI経由で売れているのは28gで、次いで19gに新しく登場した40gが続いていました。メタルマル自体がリアル店舗でも品薄なわけですが、Amazonなどの方が比較的購入しやすいというのはありますね。
ブルーイワシカラーなんて、もうなんでも釣れる気がします。
2位:プロマリン PG バトルスティック船
ORETSURI経由で一番売れた船竿、それはライトゲームXやライトゲームBBでもなく、バトルスティック船でした。コスパという点ではこれを超える船竿はあまりないはずです。3000円台で買えますしね。
本数では195M、180Lが売れていました。
1位:メジャークラフト ジグパラシリーズ
栄えある購入数1位は、ジグパラシリーズです。
ショアジギング自体が年々人気で、ウルトラライト・ライトなどなどジャンルに厚みが増してきています。
しかも、メタルジグはどれか一つでOKとはなかなか思えず、重さやカラーなど一人最低10個ぐらいは持っているんじゃないでしょうか。いや100個は余裕であるなと思った方、わたしも同じです(笑)。
人気ジャンルのショアジギングでもっとも人気のメタルジグシリーズといっても過言でないのがジグパラシリーズですね。流通している数からいってこれはほぼ間違いないと思います。
ORETSURI経由でも尋常でないぐらい売れていました。ジグパラショートの20g40gあたりが人気なようです。
あとはマイクロ系やタチウオ用カラーも人気です。
消費者が求める品質レベルと価格面のつり合いがもっとも丁度良いブランドなのでしょう。だから売れる。
ダイソーのメタルジグでも釣れますが、フックを変えたりするのが面倒だったり。あとは欲しいカラーがなかったり。
まとめ
2019年は、Amazonだけで6000件以上のアイテムが購入されていました。
上位にメタルジグ系のルアーがランクインしていたのは、シーズンが長いのと、購入数が必然的に多くなるからですね。
引き続き、これが本当にいいよ!という釣り具を紹介して、みなさんの役に立っているようであれば本望です。
ぜひ、釣り具購入の参考にしてみてください!
引き続き、ORETSURIをよろしくお願いします!
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