どうも平田です。
2020年、口を開けば「コロナ」でしたね。5月前後は、自粛により釣場にいくことが少なくなったり、釣具屋からも足が遠のいたんじゃないでしょうか。
それが6月以降に反動がきて、一気にアウトドアブーム到来ときた。近隣住民の懸念あり、釣場もいつも以上の賑わいでトラブルも多かったと聞きます。
と、いろいろありましたが、いつか「コロナってあったよねー」ぐらいになればよいなと。
さて、釣具の購入についても、ECで買う流れが一気に強くなった感があり、ORETSURI経由での釣具の流通額も一気に増えました。
個人的には、新品の「竿」と「リール」はECで、中古はリアル店舗メインでという習慣が強まりました。仕掛けなど小物だけは送料があるので、リアル店舗で買うことが多かったなと。とはいっても一回1~2万円ぐらい買うんですけどね。
このあたりは、おそらくほとんどの釣り人に見られる傾向であって、リアル店舗のみの釣具チェーンは2021年大きな決断を迫られるんじゃないでしょうか。
それはそうと、2020年以前は「送料込みですぐ届くAmazon一択だな」と思っていたんですが、最近はYahoo!ショッピング率があがってきています。
すっかり慣れてきた「ペイペイ」と「Tポイント」のダブル乗せや、キャンペーン日を考えるとAmazonより数千円分安かったり。そのあたり、賢く買い物をしたいですね。
Amazonプライムの即届く良さっていうのは、もちろん今でも快適なんですが、いやべつにそんなにすぐじゃなくていいぜっていう場合は、Yahoo!や楽天も合わせてチェックしています
ということで、2020年にORETSURI平田が買ってよかった・使ってよかった釣り関連グッズを紹介していきます。イベントの賞品として用意したもの、人にプレゼントしたものなども含みます。
今年も1年を通して船釣りが9割強だったので、すこし偏りがありますが、参考になればこれ幸いです。
岸釣りの人からもっと寄稿いただきたいところ。
釣り竿
アルファタックル フネタツ タチウオ深場 200
穂先しか曲がらないガチンコ竿!
フネタツシリーズは、アルファタックルの入門ラインナップではあるんですが、すごく良い竿です。メーカーの方には失礼ながら全体的にちゃんと使える竿です。この辺はみんな認識したほうが良いかなと。選択肢としてアリまくりです。
TOPガイドが「SiCでない」というのがあるんですが、今のところガイド割れなどのトラブルは起きていません。
ダイワのXシリーズや、シマノBBシリーズとほぼ同等のスペックで、ガイドとブランク外側のX状カーボンテープ巻がないオーソドックスな船竿。
価格は数千円安価という。1万前前後でちゃんとした船竿・専用竿が買えるんですから有難い。
一瞬ライトゲームBB?と、おもったらフネタツというのは船上でよくみる
カラーリングはシマノの旧ライトゲームBBと似ている、白黒カラー。
この「タチウオ深場200」は、冬タチウオと呼ばれる観音崎沖の深場を攻めるための先調子。9:1のガチンコ調子だと思ってください。
イメージで言うと、物干し竿みたいなテンヤスミイカ竿がややライトになったものです。ということは、カワハギ竿が頑丈になったようなもんです。
今年は、ドラゴン続出で猫も杓子もテンヤタチウオに出かけた感があるんですが、実はこの「タチウオ深場200」でも、しっかりテンヤにバイトしたタチウオのアタリをとって掛けていく釣りができます。
それと、かなり丈夫にできているのでエギタコやスッテスミイカ・初期のテンヤスミイカにも最適。カワハギ竿と異なり、代用した場合も早々穂先は折れません。
メーカー在庫もないということで、意外と人気な竿だったのかも。エギタコをやる人も多いと思うので、かなりお買い得だと思います。
シマノ ベイゲームX メバル M300
「ベイゲームX メバル M300」は所謂エビメバルやイワシメバル用の竿です。
東京湾・相模湾・瀬戸内あたりでやられている釣りですね。瀬戸内は餌が違うかもしれないんですが。
エビメバル自体は正直ライトゲームロッド系の柔らかめの竿や、長めのマゴチ竿で大丈夫なんですが、やはり専用設計に利があります。
長さがあるので、多少長いしゃらくさいメバル仕掛けも扱いやすいですし、シラスパターンでもっとしゃらくさいメバルサビキを使うときにもよいと思います。
やっぱり長くて柔らかめの竿だとメバルの食い込みもよいですしね。
あとは、裏技としてマゴチの置き竿に使うのもありです。これは通だけ知っている技と思ってください。
実はマゴチの置き竿で使うと、彼らが違和感を感じないのか、かなり食い込みがよいのです。
が、オートマチックにかかるとおもったら、飲み込まれるアタリ以外はフツーにバレます。人生甘く見てはいけない。
当たり前なんですが、アワセで竿がかなり力を吸収してしまうんですね。
なので、竿先が海面下に突き刺さるぐらいまで道糸を巻きとり、頭上まで多少大袈裟なストロークで合わせるという点が重要です。「ちょ、あいつアワセすぎじゃね?」って思うくらいの。柔らかめのヒラメ竿でマゴチを狙うときも一緒です。
マゴチ竿として使う場合、慣れないと全くといっていいほどアワセが効きません。
が、慣れるとタナが安定するのか、アタリが頻発するという。
船が上下するような日にどうしても釣りに出かけて、さらに置き竿でやりたい場合にはよいかもしれませんねぇ。
がまかつ がま船 マゴチスペシャル255
いぶし銀的な竿。穂先が繊細な削りで前あたりをとらえやすい
がまかつの竿っていえば、硬派というか渋めなのが多いんです。
このマゴチスペシャルも同様です。
ボディのカラーが、所謂「照りごち」をイメージする東京湾のあの濁りを模しているんじゃないかなと思ったり。え?赤茶けた植物プランクトン由来のあの濁りですよぉ。
255㎝と長竿なので、どちらかというと置き竿にぴったりなんですが、手持ちでもOK。
一方、長さからくる持ち重りを避けるためには手持ちのリールは、オシアコンクエスト200PGなどの丸型金属系リールがよいのかもしれません。
シマノ カワハギBB MH180
やらかしてガイドが折れたが、軽くてしゃっきりしてよい竿
カワハギBBは、シマノの船カワハギ入門ロッド。
スペックとビジュアル面を考えると、2020年に登場した「ダイワのカワハギX」のほうがよさそうな気もするんですが、中古で安かったので手に入れました。
結論から言うと、スッテスミイカ中の不手際でTOPガイドから折れたんですがね。これはほんと100%自分が悪いなと。
インプレ的な記事を書く前に折れたので素材もないんですが、全体的にしゃっきりしてすごく良い竿です。
シマノ派でカワハギをはじめたいときは、あえて高級ロッドは買わなくても十分なので、「カワハギBB MH180」を買いましょう。話はそれからです。
本題のカワハギじゃないんですが、エギタコやスミイカのように頻繁にキャストする釣りでは、万が一のときに穂先が弱く死ぬので、前述の「フネタツ 深場タチウオ」のほうが強いです。当たり前か。
櫻井釣漁具 金剛大潮スミイカ竿 2.25m
東京湾を代表するマイナージャンル「テンヤスミイカ」。
この釣物は、正直やる人が東京近郊で500人ぐらいしかいないんじゃないかと思っています。
釣られる方としては有難い状況だと思うんですが、シャコもとれなくなっているし、だんだんとスッテ・エギが優勢になっていくのかな。
とはいえ、テンヤスミイカをやる人はみんなこの釣りが異様に好きなんですよね。釣れないのに。だからなんとか成立している釣り物という。
それだけ、この釣りには凄い魅力があるんです。ぜひ挑戦してみてほしい。
が、我々が資本主義社会にとどまらず、人間はどうしても「需要」と「供給」から逃れることができません。
パイがないところに投資はできない。至極真っ当な考えですね。なので、シマノは専用竿を廃止し、ダイワもアナリスタースミイカとメタリアスミイカ(生産終了?)の2本。
そんなご時世で、船宿オリジナルロッドの他は、アルファタックルが「海人スミイカ」という名竿を出しています。はじめての人は、四の五の言わずこれを買えばよいと思います。間違いないです。
で、スキルアップしたい方で、市販系の竿を買いたい場合はこのサクラこと櫻井釣漁具の「金剛大潮スミイカ」ですよ。これも間違いない。
この竿は極先調子なんですが、さらに極先調子のモデルと2種あり、調子とスレッドデザインなどが少しことなります。
海人スミイカと比較すると、やや穂先は細目ながらも固めで、2.25㎝の長さがキャストにもシャクリにもちょうどいい。
「240㎝のテンヤ竿だと投げるのがちょっときついよなー。俺、常連じゃないし、ミヨシで『お立ち台サイドキャスト』とか、『オーバヘッドキャスト』とかできないし。そこは穏当にアンダーキャストでいきたいんだよなー」
という悩みを持っている人にはちょうどいいんだと思います。
より短い竿としてダイワのアナリスタースミイカ210があるわけですが、そこは好みで。
底に張り付いたのを引きはがせたのはテンヤスミイカ竿(海人スミイカ)だったからかも
テンヤスミイカ竿はよく、「他の釣りに通用しない」といわれるんですが、軽めの竿ならエギタコにはよいと思います。キャストに慣れれば。
丈夫なので、今年は4.8キロの巨大マダコを釣ったり。
ただし、エギタコに流用するなら「海人スミイカ」のほうが穂先が柔軟性があり丈夫だと思います。
ダイワ カワハギ X H-180・R [2020年モデル]
2020年モデルの「カワハギX」は、存在に気づいたのが遅かったんですね。発見して「いいなー」と思い、イベント賞品として買いました。
モデルチェンジしてデザイン面がかなりかっこよくなったんですよね。というのも、ダイワの竿で「Xシリーズ」はデザイン面に課題があったと思うんですね。メタルのグリップ部分が。ロッドのなかでデザインが調和してないんです。
それが2020年モデルでは、グリップのスクリューからバットあたりに高級感がでているなと。中2的なグリーン系のカラーリングがそそります。
メタリアとかアナリスターとかのグリップに準じてきたなと。そのあたりはお値段にも乗っていて、実勢価格で14,000円前後。
売れ行きも好調なのか、早々マーケットから在庫が姿を消しました。
この竿をみていて、改めて「ロッドはグリップからバットのデザインで売れ行きがほぼ決まるんじゃないかな」って思ったり。X状のカーボンテープ装飾も機能性以上に美的な印象から購買につながるものだと思ってます。
ということで、カワハギXは、2021年もカワハギBBがアップデートするまでは「カワハギ入門竿」としては売れ続くんじゃないでしょうか。そんな気がしてなりません。
シマノが「カワハギ入門竿」で次に勝負するときは、前述の通りグリップがキーだろうなーと勝手に思ってます。
ステファーノリミテッドMH175Aみたいなスマート系なトリガータイプ(入門向けはトリガーありが操作性や安心面から望まそう)か、ステファーノSSのようなものを素材を変えてでも搭載してちょっと値段を乗せたり。
このあたりは次が楽しみです。消費者からすると、技術やデザインでどんどん殴り合ってもらうことは大歓迎です。いいぞもっとやれ。
リール
ダイワ(DAIWA) スピニングリール 20 レブロス LT 2000S-XH(2020モデル)
スピニングリールの普及品は、レブロスを代々買い続けています。
ふりかえって中学生のときにバス釣りをやりはじめたころから、スピニングリールはダイワユーザーでしたね。一部アブのカーディナルも混ざってましたが。
レブロスの2020年モデルはカラーリングは前作を踏襲しているものの、「LT=ライトタックル」コンセプトからさらに軽量化されているという。
これはアジング・メバリング・エリアトラウト・シロギス・ハゼなど小型の型番で狙う釣り物ほど恩恵を感じるところなんじゃないかなと。竿もどんどん軽くなっているのでバランス的にも。
シマノ(SHIMANO) 船・手巻リール 両軸 20 ゲンプウ 200PG(右)
アブ・ブルーマックスの塗装と比較してほしい
ゲンプウの2020年モデルは、パワーギア一択で販売されました。マットブラックにシャアザクみたいなメタル部分がまたいいですね。
このリール、合計6台ぐらいは買っている気がします。自分でも2台所有していたり。
ゲンプウXTともども、ハイギアモデルがないので、そのあたりが今後出てくるかどうか。まーいらないといっちゃいらないんですがね。
使用感としてはパワーギアなので、LTアジやライト五目での巻き上げがかなり楽だなと。最大ドラグ力も5キロなので、でかめのタチウオやらイナワラクラスなら、ドラグも出ず、すいすい。
SVSやドラグのサウンドや滑らかさを求めなければこれで十分。そんな大人気機種だと思います。
本体の堅牢さからいってもバーチカルに釣るライト系の釣り物なら、ゲンプウ一択だと思います。ちょっとお金がある人はXTでもよいけど。
アブガルシア(Abu Garcia) ベイトリール BLUEMAX船3
まともにつかえる船両軸リールのなかで、もっともコスパの高いアブの「ブル―マックス船」。ゲンプウともども、このリールを持つ人は多く、かなりの販売数なんだと思います。
4、5,000円クラスでバックラッシュ抑制機能のついたリールを変えるという。エギタコなど、キャストしつつ釣る釣りでコストを下げたい場合はこれですね。パワーハンドル化している人もたまに見ます。
かなり長く売られているアイテムなので、そろそろ「ブル―マックス船4」へのモデルチェンジのタイミングなのかもしれませんね。
ドラグ音・サイズと軽量化・全体デザイン/カラーあたりがよくなればさらに売れるんでしょう。カラーは近くで欲と塗りの安っぽさが否めません。
これはもともこもない話なんですが、青や赤と黒の取り合わせがよくないと思うんですよね。
ハンドル含めて全部マットブラックにし「ブラックマックス船」とし、ノーマルギアとハイギアの2種類で出すのもよいんじゃないかなーと勝手に思ってます。
「ブラックマックス」自体は、Amazonのレビュー数をみても異常に売れていて評価も高いので、釣り人からも支持されやすいんじゃないかと。
シマノ オシア コンクエスト 200HG
「オシコン」ことオシアコンクエストは、シマノが誇る「カルカッタコンクエスト」のオフショア専用バージョンだと思ってください。
200番と300番・PGとHGのモデルがあります。
詳細はレビュー記事を読んでほしいですが、手巻きでライトかつハードが釣りをするならほんとこれだなと。さらにハードな釣りはオシアジガーになってきます。
たとえば、おっさんになると「アマダイ」とか「深場タチウオ」とか、ほぼ電動の一つ覚えみたいになってくるじゃないですか。「手巻きリールでアマダイできるよ」とか書くと「初心者が勘違いしちゃうんでやめたほうがいいです」とかSNSでコメントされちゃうんです。
ちょいまてよ。やっぱりいろんあ釣りは門戸が広くしたほうがいいと思うんですよ。電動っていうのは、やっぱり持ち運び含めてハードルが高い。レンタルでもどうしても高いし。
だから、手巻きリールでできればそれでいいんだと思います。
で、ちょい深場の釣りなんですが、オシアコンクエストのハイギアだとスイスイ巻けるんです。これほんと。
筐体の頑丈さ、ギアの精度と巻き上げ力、パワーハンドルという組み合わせで驚くほどスイスイです。
アマダイはもちろんのこと、水深160mの下浦沖タチウオとか余裕ですよ。
ちょっと高価なんですが、手巻きにこだわりたい人にはおすすめです。
だまされたと思って3台ぐらい購入すると、驚きますよ。
ライン・リーダー
シマノ(SHIMANO) PEライン タナトル4&8
もう船のPEラインは4本編みも8本編みも「タナトル」以外買っていないなと。今のところコストと品質のバランスから一番合理的な選択肢だと考えています。
用途によって4本と8本は使い分けているんですが、だいたい以下の通りです。
- タナトル8 1号:カワハギ、フグ、タイラバ
- タナトル8 1.5号:タチウオ、アマダイ、テンヤスミイカ
- タナトル4 2号:マゴチ、ライト泳がせ釣り
- タナトル4 4号:エギタコ、泳がせ釣り
特に潮受けを避けたい釣り物、飛距離を伸ばしたいものはタナトル8、そうでないもの、耐摩耗性を高めたいものは大体タナトル4です。
エギタコだけ先糸をつければタナトル8が飛距離の点で上だと思うんですが、4をつかってしまっています。コストからかな。
ダイワからは2020年10月に新しく「UVF PEデュラセンサー×4+Si²」と「UVF PEデュラセンサー×8+Si²」という船用PEラインが登場しました。高密度編みにより、耐摩耗性・強力・耐久性がUPしたとのことです。
これは来年使用してちゃんと比較してみたいんですが、「強力アップ(直線強力10%アップ)」という点以外は、数字面のPRがないため、タナトルと比較すると直線強力でタナトルが数キロ上だなと思ってしまい、やっぱりタナトルを買ってしまうなと。
- タナトル4 1号:20.0lb.(9.1キロ) ¥1,292(Amazon実勢)
- UVF PEデュラセンサー×4+Si² 1号:17lb.(7.6キロ)¥1,484(Amazon実勢)
こうしてみると、素人目では、耐摩耗性・耐久性の比較がない限り、タナトルの方が強いなーと思って買ってしまいそうです。
日本企業の場合、商習慣・国民感情的にもバイネームで比較するのは、どうしてもはばかられるところもあるので、難しいところです。「A社」「B社」みたいにコーラとペプシみたいに、ダイワとシマノで殴り合う姿がやがてくるんでしょうか。はい、きませんね。
そうなるとAmazonレビューとかリアルな口コミだよりになりそうです。釣り人が実際に比較してみて、「デュラセンサーのほうが切れずらいし、トラブルが少ない!タナトル破れたり!」とかになればまた違うと思います。
それと個人的に「タナトル」という名称はシンプルでわかりやすくてよいと思います。
ダイワの「UVF PEデュラセンサー×4+Si²」は「UVF」とか「Si²」とかがなんだかすごそうなのをサンドイッチしているんですが、正直わかりづらい感はあります。
それをいれば、シマノの「CI4+」とかもわかりにくいんですが、まだ本題を挟んでいないだけよいと思います。
クレハ(KUREHA) ハリス シーガー 船ハリス 4号
一番安い船ハリスといえば、シーガーの船ハリスです。慣れないうちは、これだけど買っておけばいいんです。
上をみれば、シーガーの上位機種には凄いのが一杯あるわけですが、そんなにシビアな勝負をしないならばこれ一択です。
鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん。
2号とか3号のハリスで「数キロの魚」や「歯が鋭い魚」とやりとりしないといけないとかであれば、もっとよいものを使いましょう。根ずれがヤバいとかもそうですね。
が、ある程度強度がある号数で無難な魚とやりとりするんならばこれで十分。あとはオーバースペックです。
そのコストがもったいない感がある。
今年は、4号~7号をよく使ったような。PEラインの先糸だと4号か5号をよく使いますね。
クレハ(KUREHA) ライン フロロマイスター 240m 20lb
フロロマイスターも今年買い替えました。
といっても道糸用ではなく、ハリスやリーダー用につかっているのでかなり長持ちします。
マゴチでよくつかってますが、巻癖以外は特に難はないですね。クセも引っ張ればとれるし、1.5mぐらいのハリスであれば問題ないです。
コマセ真鯛など、長ハリスは巻癖がすくない「船ハリス系」を選びたいですね。
ダイワ(Daiwa) ナイロンライン ジャストロン DPLS 500m 4号 クリアー
ダイワのナイロンバルクライン「ジャストロン」は選ぶ価値があるなーと思っています。たとえば、4号500mで¥1,376というコスパ感。
加えて平行巻なんですよね。凄い。
ナイロンハリスや先糸にあえてしたい場合に使ってます。
たとえば、イシモチとかあえてナイロンリーダーやクッションを入れると先調子のライトゲームロッドだと食い込みがよくなるわけです。エビメバルもそう。
あと、これは厳密に差がどうでるか数値的なことはわからないんですが、スッテスミイカとか、アジなどであえてナイロンの浮力により自然に仕掛けを漂わせたいというようなニーズがあります。
ゴーセン(GOSEN) ハリス スーパーホンテロンGP GSN250X40
謎の「アマブラ仕掛け」
ゴーセンから「ホンテロン」というハリスがでているですが、枝ス系に使っています。
この糸すごくハリがあって、本線に絡まないんですね。
上の写真は、アマダイの吹き流し仕掛けのオモリとしてつけたダイワの快適シンカーに短いハリスをつけて、狙ってみたときの仕掛けです。「アマブラ」と呼んでます。これが天秤に絡まないんです。意外と。で、オニカサゴとか釣れるんだなー。
デメリットはハリがありすぎるので、外掛け結びなどにするとき、すこしコツがいるという点あたりです。そんなに自然に漂わせなくてよい短めの枝ハリスにはうってつけだと思います。
オモリ
フジワラ(FUJIWARA) スカリー 150号 シルバー
或る程度深場や潮受けしやすい釣りの場合や、速攻でタナまで到達させたい場合があるわけです。
そうなると、オモリ形状や素材にシビアになりはじめますね。隣の隣で水中ライトをつけてすごくオマツリを盛り上げる人が気になるシチュエーションです。
速攻で沈めるならタングステンを選べばいいんですが、高切れするとコストが凄い。我々はアラブの大富豪じゃないんです。
そこで間をとって選びたいのが、フジワラの「スカリー」です。
沈下速度が、他のタイプのオモリより速いんです。
スカリーはもともと60~80号をもっていたんですが、150や200号を買いました。
これ、鴨居付近での潮流が速いエリアで泳がせ釣りをするときにオマツリ対策で買ったんですが、たしかに落下が速くて、道糸のタチもよくなった気がします。
出典:フジワラ
ルアー
YO-ZURI(ヨーヅリ) ウルトラスッテ布巻&DX
スミイカをダウンショットリグで釣るときや、テンヤスミイカのオプション仕掛けとして有効かつ定番なウルトラスッテ。
全体で20個くらい、いやそれ30個以上買ったような気がします。
というのも、高切れしてしまったり、野島防波堤界隈のガレ場的なポイントでカンナがかなり甘くなってしまったり。
これ、カンナ部分を交換してもよいんですが、ちょい手間ではあるんですよね。
スッテやエギのカンナはダイヤモンドシャープナーだと形状的に上手に研ぎにくいんですよね。
スミスにエギシャープナーという便利そうなアイテムがあるんですが、売れなかったのか、人気過ぎたのか、どこにも売ってないという。
こういうのは俺たちの第一精工さんにお願いしたいところです。「エギ・スッテ楽々シャープナーⅡ」みたいなのが欲しいです。1,000円ぐらいだったら買うなー。
YO-ZURI(ヨーヅリ) タコやん 船スッテエサ巻
2020年のタコ釣りは、爆釣だった2019年と比べるとちょいトーンダウンしましたね。
それでも例年より釣れていたんですが。
そんなシビアな状況でなんとかタコを釣る際に、重要なテクニックが「餌巻き」です。賛否両論あるんですが、比べるとノリが違う。特に低活性なときにはこれです。
投稿が見つかりません。豚バラや鶏皮などをエギやスッテに巻くんですが、「タコやん船スッテエサ巻」はこれが巻きやすいんですよね。あとカラーも豊富。
実際、豚バラでぐるぐる巻きにしてしまえば、「ちょ、お前の色ってあんまり関係ないんじゃないかね?」って思うんですが、ルアーの色って魚やイカ・蛸より釣り人のやる気にもつながるわけですよ。
なにしろルアーなんていうのは釣り人がやる気がないと散漫な動かし方になって釣れないわけです。これが真理です。
あとこのスッテ、カンナ部分が伸びたり折れやすいので、根がかりした際に、海底に残すゴミを減らせるというメリットもあるんですね。
そうそう、つくづく思うんですが、釣り具メーカーはもうすこし簡単にカンナが交換できる仕組みだったり、純正品として替え針を売ればよいのになーと思います。
どうしても、買い控えにつながるという意見が社内であると思うんですがね。
実際、そういう消費者や環境のために本当に考えている企業が選ばれる社会だとは思うんですけどね。
イカスカートルアー 12cm 30本
タコベイト系のアイテムは消耗品なわけですが、Amazonで大量に買うと安いと覚えておいて損はないと思います。
性能的に釣り具メーカーのものと大差がないんです。なのにすごく安い。
白・夜光ピンクなど定番カラーなどは特に大量買いしてもよいんじゃないかなと。
タコエギの改造や、カワハギ用の集寄、深場の根魚用などなど。
小物
シマノ(SHIMANO) ADプライヤー RH TYPE-F ブラック CT-541P
写真のものは、このあとロストして買い替えました
ちょっと製品名がわかりづらいんですが、「アドバンスドプライヤー」だと思ってください。プライヤーがたくさんあるからなんだと思うんですが、ちょいシンプルにしてほしい名称です。
これは、自分で無くして買い替えた以外に、賞品として用意することが多いです。
小型(544P)と中型サイズ(541P)があるんですが、悪いことはいわないんで、大人の男性は中型サイズを買ったほうがよいです。
小さいのは手に持ちづらく使いづらいです。
スプリットリングを開く先端部分も、「大は小を兼ねる」の典型だと思ったほうがよいです。
第一精工 高速リサイクラー2.0
大人気商品「高速リサイクラー」ですが、今年初めて買ったなと。
これまで「ラインの巻替えぐらい自力でやればいいじゃん」と思っていたんですね。
だが違うんだ。
このアイテムの主目的は「リサイクル」にあるんだよ。
PEラインを巻替え直して使い続けたり、全体の点検をしたり、清掃をするとなると、高速リサイクラーがあるとないとでは労力と時間の差が顕著です。
どこかでレビュー記事を書こうとおもって2020年も終わりますが、もっているリールの数が少ない人も、多い人も役立つアイテムです。
第一精工ロッドホルダー(竿受け) チビラークtypeS タイプS 釣り
マイキーパーを買ったらあなたもベテラン釣り師っぽく見えます
これまで「キーパー」ことロッドホルダーについては船宿でレンタルさせてもらっていたんですね。意外に。
いやね、持ち物は少なくしたかったので。
一方、船宿のキーパーも無限にあるわけではないので、在庫がないことも。そんなことが続いたのと、レンタルが有料の船宿への釣行があり、自分で買おうと思ったわけです。
で、調べると強度だったりでラインナップがたくさんあるんですね。これがよくわからない。
とはいえ、東京湾とか相模湾の小物釣りで、ワラサを釣るくらいまでであれば、実はチビラークで問題ないです。
迷っている人はこれを買いましょう。軽くてよいです。不安だったら尻手ロープを併用しましょう。
「typeS」は、最初ねじ部分がやや固定しづらくて批判が多いんですが、ねじ穴の摩耗が進むとそれなりにつけやすくなります。慣れもあるんですけどね。
ダイワ チョイ置き船べりトレイ&チョイ置きホルダー
ご覧ください。アサリが飛散ぶりと針から必死さが伝わりますね
ダイワの「チョイ置き船べりトレイ」と「チョイ置きホルダー」はカワハギ釣りでみていて、便利そうだなーと思っていたんですね。
- 竿受け
- 餌置き&汁受け
- オモリ置き
- 針止めマグネット
この融合具合が凄い。
正直買う前はちょい高いなーと思っていたんですが、つかってみれば、あら便利。これは買ったほうがよいと思います。
アマダイでもつかってみたんですが、ハリの位置は胴突き仕掛けのカワハギほどフィットしないとはいえ、それはそれで便利です。マグネット部分が増結できたらよいですね。1000円ぐらいで。
チョイ置きホルダーライトで押さえる場合、ホルダー側の素材が、トレイ側の穴のバリ部分で削られるので注意です。ちょい重いんですが、ノーマルのチョイ置きホルダーをつかったほうがよいです。これホント。
シマノ(SHIMANO) リールメンテスプレー SP-003H 890078
両軸リールはシマノしか買わないで38歳の年末を迎えました。
なぜシマノなのかを思い返せば高校生の頃に買った97スコーピオンの影響もある気がします。
あのとき、シマノのルアーはめちゃくちゃダサくて釣れなそうだし釣れなかったんですけどね。あの角ばっていた未来形のデザインのときのはなしです。
さて、リールは自分でメンテする人しない人に分かれるわけなんですが、やっぱり巻心地などの違和感を察知するまえに、グリス&オイルでメンテしておくと長持ちします。
あと、海でつかっていると、ドラグを締めていてもだいたいいつか、クラッチレバーあたりが塩をふいてきます。
だいたい、ノーメンテで使っていると「クラッチが壊れ」「ローラークラッチが錆びて逆転」あたりになるという。
さらにギアは「ゴリゴリしてきたなー」とおもったら、もうグリスが切れてて摩耗してますんでね。
あと、たまに「ふははは。CRC556を拭いておけばOK牧場!」みたいな人がいるんですが、そんなことをすると速攻でグリスが切れて泣きます。
わたしはそういうことをみんな多感な中学生の頃に学びました。上州屋に売ってたピナクルデットボルトで。ハンドルの回転が速くなるのはグリスが切れて抵抗がなくなっているからなんだ。
あと「ダメなギアでもグリスで誤魔化せることもある」という人生の真実。
とりあえず、メーカー純正のグリスとオイルを使えばバッチリです。それぞれを塗る場所は手順書通りにやりましょう。
これも記事にしようとおもって暮れていきましたね。
モーリス(MORRIS) ライン PEにシュッ! 業務用
ラインの潤滑スプレーにもいろいろあるんですが、物心ついてから「PEにシュッ!」を使ってます。
だけど、量が少ないんですよね。が、業務用というのがあるんです。
これなら、どんどん使ってもなかなか減りませんぞ。
釣り場でのPEライントラブル軽減や、飛距離UPには確かに効果的です。
エギタコとか投げる釣りはスプレーしましょう。バックラッシュも減ります。
たまに「100均のシリコンスプレーをかければいいやんけ」という説を聞くんですが、怖くて試せてません。どうなんだろう。
料理用品
貝印 関孫六 本鋼 出刃&刺身包丁 150mm 銀寿 AK5202
Amazonで買える本鋼の包丁のなかで一番手ごろなもの。上をみればきりがないんですが、素人はそう気張らず、ポピュラーなものからアタリをつけていけばよいんじゃないですかね。
今年も、出刃と刺身包丁を数本買って賞品としました。
PP魚の内臓取り ササラ
魚料理をするときに血合いをどこまで取るかというので性格がわかると思うんですよね。
わたしは徹底的に落とすタイプです。
その点、適度なハリがあり衛生面が保てるこのササラは最強だと思ってます。たまに、タコ紐部分ふくめて漂白しましょう。
衛生面で竹ササラにも勝るなと。
OPINEL(オピネル) 41501 スリムナイフ ブビンガ No.12
オピネルのナイフのなかでもブレードが薄くしなるフィレナイフ。スリムラインシリーズというみたいで。
このナイフはマゴチ・ハゼ・シロギスの皮をすくのによいです。
マゴチみたいな筒状の魚って、側面になる皮がすきづらいわけですよ。そんなのも、しなるんで、きれいに取れます。これホント。
今年も何本か賞品にしました。
アパレル
キーン CLEARWATER CNX
キーンのクリアウォーターCNX。青系の2代目を買いました。
リピートするほどよいというわけです。
5月~10月ぐらいまでの釣りはこれでバッチリ。街歩きでもカッコイイし、不思議なのが、黒や紺の靴下の上から履いても違和感がないところです。
リバレイ ウィンターニーブーツ
真冬の釣りになると足元の防寒が心配ですよね。あと、船だとカッパをきないと長靴のなかに海水が入ってきて呪われるという。
だからニーブーツがよいんですが、防寒的なのがこれです。
寒さを感じないんですが、難点は足首が固めな点。
履いているとなれますが、こけないように最初は注意です。あと、足首部分が頑丈で伸縮しないので、大き目サイズを選びましょう。足首が抜けなくなり泣きます。これもホント。
履き心地重視の人は、ノーマルニーブーツの中敷きをフェルトのやつにしましょう。
その他
アウトドアチェア (KAMUI)
組み立て式のアウトドアチェアはコピー製品が多いんですが、これもそうです。が、特に壊れず使えているという。同時期に買った別の椅子は布の繊維がさけているので。
浜辺でぼんやりしたりするのもよいですし、釣りにもよいと思います。風が弱い日は。
あとは、意外に自宅で使うとリラックスできていいです。
KingCamp アウトドア テーブル 竹製
竹製の折り畳みテーブルで、これもアウトドア用に買ったんですね。
ちょっと脚部分が揺らぐんですが、問題なく使えてます。これも家で仕事するときにつかったり。竹の質感っていいんですよね。
イグルー マックスコールド 156L
イグルー マックスコールド 156Lは、はじめてのキハダ・カツオ釣行で買いました。
蓋をあけてみるとオーバースペックぶりが凄かったんですが、夏場に100人規模の地引網とかBBQとかやる人はいいと思いますよ。あ、そんな人めったにいないか。
二人分。圧倒的なオーバースペックぶり
キハダマグロをやる人で、なんらかの理由でできるだけ原型に近い形で持ち帰りたいという場合に有効なサイズなんだとお思います。
あとはもうこういうのは、アメリカンなトラックとかに積んで使うもんです。
使わないシーズンは物入にしておけばOK。
まとめ
「これはいいリールだ。おれでもわかるよ」
最初タイトルを「わたしが2020年に買ったオススメ釣り具34選」みたいにしようとおもったんですが、「34とかお前全然選べてないじゃん」って思ってやめました。なんて素直なんでしょう。素直だけが取り柄です。
実際、もっといろんなものを買って使っているわけなんですが、書いているうちに力尽きました。そのくらい察してください。
そうですね、2020年一番買ってよかったのは、シマノのオシアコンクエスト200HGかなと。
やっぱり、深場タチウオ・アマダイ・テンヤスミイカあたりでも疲れが少ないんです。スイスイ巻けるという。
2021年、キハダマグロをやるとしたら手巻きだなーと思ってます。タリカ25Aを買おうかなーと。
ではでは。
平田(@tsuyoshi_hirata)